反省会の翌日、スクールが始まるまで余裕があったので、前々から行きたいと思っていたピカソ展(パブロ・ピカソ1881~1973)を観にいきました。
今回の展示は、テレビ朝日開局50周年を記念した企画でした。
おもしろいのは、展示会場が2会場(六本木界隈)で開催されていることです。まず、国立新美術館・サントリー美術館なのです。
2会場とも近隣であり、徒歩で行き来ができてアクセスがイイです。
国立新美術館「巨匠」ピカソ 愛と創造の軌跡」の展示は、ピカソが青の時代からキュビスムを経て、新古典主義、さらにはシュルレアリズムへと変貌をしていく作風の作品約170点で生涯をたどる大回顧展に対して、サントリー美術館「巨匠ピカソ 魂のポートレート」はピカソの「自画像」をテーマに、油彩画を中心とした約60点が展示されていた。

開館がちょうど10時に国立新美術館に入ったが、平
日でもかなりの混雑で盛況であった。
音声ガイドを聴きながらだったので、ゆっくりと観ることができた。作風で気づいたことは、ピカソ自身の表現方法の変化が凄いと思ったこと、生涯で、これほど作風の変化があった画家は今までにいないだろう思いました。
印象的だった作品-1
自画像 1901年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
青の時代の代表作。
印象的だった作品-2
バイオリンと楽譜 1912年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
キュビズム時代の習作、パピエ・コレ
様々な素材を貼り付けるコラージュ的技法は特徴的。
印象的だった作品-3
ピエロに扮するパウロ 1925年パリ国立ピカソ美術館所蔵
新古典主義時代
息子を描いた作品
楽しい家庭生活が窺える時代~
印象的だった作品-4
彫刻家 1931年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
シュルレアリズム時代へと~
印象的だった作品-5
ヴェールをかざす娘に対して、洞窟の前のミノタウロスと死んだ牡馬 1936年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
この時期、ピカソはミノタウロスをテーマとした版画を多く制作。戦争の影が・・
印象的だった作品-6
フランコの夢と嘘 第2葉 1937年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
スペイン内乱勃発、フランコ将軍を批判、この年大作「ゲルニカ」をパリ万博スペイン館で発表。
印象的だった作品-7
ドラ・マールの肖像 1937年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
ピカソは生涯7人の女性を愛した、その一人。
印象的だった作品-8
膝をかかえるジャクリーヌ 1954年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
最後の愛人、ピカソの女性で雄一、ピカソを離れたのは彼女だけだった。
鑑賞を終えて、、ピカソの時代の変遷がこの作品群から窺い知ることができた。
また、それは、ピカソ自身の生き方を象徴する7人の女性たちの愛憎や暗い戦争を背景とした時代背景が作品の中に偶像視されていた。また、この時代、さまざまな芸術運動の影響を受けて、ルネッサンス期以降の芸術思想への表現の自由が確立された時期ではなかったかと感じます。まさに、ピカソを知るべき大回顧展だった。
芸術の世界は、本当に深いと思います。ワインの世界も造り手の思想的なものもあるのではないかと推察します。
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