« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

2008年12月31日 (水)

JAL WSET中級講座、第8回

この間、今年最後のセミナーが終了した。
 銀座の街角も12月の到来で、寒さが増してきた。
 12月のラストは、スペインとポルトガルを勉強した。
 スペインというと、生産量は世界3位とフランスとイタリアに続く、ワイン産地である。特に、最近では、国際的品種も栽培され始め、以前のような安ワイン的なイメージもようやく脱却してきたかのようにも思うが、特にリオハを始めとしてリベラ・デル・デュエロ、最近ではプリオラートなどで技術力のある良質なワインが生産され、世界的にも脚光を浴びてきている。
 また、スペインは樽熟でも有名だ。特に特徴的なのはアメリカンオークを使い、長い樽塾と瓶熟を行う。代表的なのは、クリアンサ、レセルパ、グラン・レセルパである。
 ポルトガルといえば、酒精強化ワインのポルトやマディラが有名であるが、ドゥロ河沿いに幾つかの産地があり、良質なワインを産する。上流はスペインのカスティーりャ・レオン地域になる。いずれも乾燥した気候で日照量が多い地域だけにアルコール度の高いワインとなる。
wineティスティング
1.Albarino Blanco Rias Baixas DO 2005 Paso de Barantes ㈱ラックコーポレーション \3,500
2.Baga Red  Bairrada Vinho Regional 2003 Luis Pato 木下インターナショナル㈱ \2,300
3.Dao Red Dao  DOC  2005 Quinta Dos Roques  木下インターナショナル㈱ \2,080
4.M2 DO 2004 Ribera del Duero DO  Termo Rodriguez ㈱オーデックス \4,500
5.Prior Crianz004a Priorat  州認定のDOCa 2001 Scala Dei ユニオンリカーズ㈱ \5,400




















6.Rioja Tinto Gran Reserva Reserva 904 Rioja DOCa 1995 La Rioja Alta S.A. ㈱八田 \7,500
005



















1.はアルパリーノ種から造られる白、実にアロマティックなフルーティさが良い。2.3.は比較的にリーズナブルなポルトガルワイン、テーブルワインとしてグッド。4.はカスティーりャ・レオン地方の赤だが、テンプラ二ーリョ主体のフルボディ。5.6.がスペインの伝統的な樽熟タイプ、クリアンサとグラン・レセルパ、双方とも熟成度は抜群、まだまだ寝かしてもよいくらいのワインだ。特に5.は酸とタンニンのバランスが良いコンディショニングだ。
 スペインとポルトガルで終わった1年、また来年もドイツに始まり、ニューワールドのワインの旅である。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年12月28日 (日)

クリスマス・ティスティング!

ファミリーでのクリスマス!

wineシャンパーニュ
Domaine Eric Rodez 
Grand Cru Ambonnay  Cuvee des Crayeres NV  BRUT011

クリスマスといえばシャンパーニュ、その輝きと泡立ち、爽快感と果実味のあるアロマは最高のハーモニー
 薄く艶やかなイエロー、柑橘系とトロピカルフルーツさ、それからナッツの香ばしさがアフターに残る印象だ。シャルドネとピノの比率がとても良い感じがする。このバランスは魅力があるところ。
 お寿司とのマリアージュ、特に光りもの、コハダ、などがよろしいかも!?
  いずれにしても、寿司にはシャンパーニュは絶妙!









wineブルゴーニュ
Hospices de Beaune Pommard Cuvee Raymond Cyrot 1999
008
オスビス・ド・ボーヌの競売ワイン! ポマールである。
impactブルゴーニュにとって1999年、ビックヴィンテージのワインだ。ポマールは力強さが特徴的な赤を産する。
 そして、このオスビス・ド・ボーヌは、1443年、ブルゴーニュ公国の大法官ニコラ・ロランが慈善病院オテル・デューを設立し、その後自らぶどう畑を寄進して、そのワイン販売代金を運営費に充てたことに始まる。寄進された畑は合計60ha以上。1851年より、毎年11月第3日曜日に競売会が行われている。
 樽で落札され、その後の熟成(エルヴァージュ)・瓶詰めは落札者による。ラベルには畑の寄進者と落札者、双方の名が記される。(2009-10世界のワイン辞典より)
 伝統的なワインなのだ!
ブラックベリー・の深い味わいとコク、ハーブの気品さ
の中に力強さを感じる美味さがある、いいヴィンテージ!

今回、お料理として、寿司、チキンのローストという定番のメニューだが、セレクトした2本は、いずれも素晴らしくマッチングしていた。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年12月22日 (月)

イタリアワインツアー -8-

イタリアワインツアー -8-

トレンティーノ・アルト・アディジェ州へと

11/12  ボルツアーノ

396_3

昨日、ボルツアーノ泊、ここはイタリアでも最も北にあたる地域である周囲は、アルプス山脈からドロミテ渓谷から連なる山岳地域、オーストリアやスイスの国境近くである。
 そこに、今回、訪問するAlois Lageder(アロイス・ラゲーデル)があります。

また、この地、アルトアディジェは今日、白ワインの有数の産地である。 もともと赤ワインの産地でもあったが、第一次世界大戦前はオーストリア帝国の支配下にあり、ワインを献上していた時代があり、第二次世界大戦後、赤ワインから白ワイン産地へと転換して行った。









333
5代目当主のアロイス・ラゲーデル氏は、ワイン醸造の経営者だけではなく、美術館の館長の肩書も持っている人である。
 自然の立地を生かした醸造施設であり、環境に配慮した施設運営を行っていました。

 

337











カンティーナは環境に配慮したワイン造りをテーマとしており、周囲の自然保護を意識した
野草が展示、これは、一つのコンテンポラリーアートの表現であると、当主は言っていた。
 そして、カンティーナでは三つのテーマを掲げている。
①エネルギー対策②二酸化炭素排出量対策③自然農法的なぶどう栽培の三つを推進していく経営理念を持っている。
351










  現在、50%はソーラーエネルギーをし使用して、データをもとに二酸化炭素の排出量制限を行い、自然にやさしい素材づくりによるぶどう栽培とワイン醸造を心がけている。
345










ポンプを使用しない自然の重力利用、タンクの配置も円形に保ち、美術的観点から作業空間自体も当主の言う"コンテンポラリーアート"を意識したものだと語る。
374










セラーに寝かせている樽には試験的に音響を聴かせたり、映像を駆使している。この研究は、音響と映像の効果により、ゆっくり熟成させることで、ワインへの"時間の流れの効果"を期待している。
 386

芸術に対しての考え方は、造形物のなかにも解け込んでいる。
フレスコ画の門注が目に付いた。
















400










ティスティング、アルトアディジェはアルプス性の気候(高山性)に近い、山と山の間にある地域であり、昼間は地中海性気候の陽気も望まる。南の日射によりぶどうの熟し方に影響を及ぼし、夜はアルプスの影響を受け、気温が急激に下がるため、厚みのあるワイン、アルコール度のバランスの良いデリケートでエレガントのハーモニーのあるワインを生み出すという。
404











 ピノ・ビアンコ2007
402_2










ミューラー・トゥルガウ2007、ブレンナー峠(オーストリア国境)で栽培
日本の和食、懐石料理の会を主催していろいろなワインのスタイルを研究したと言っている。
405










ソーヴ二ョン2007、ピーチやアプリコットの香りが特徴的、当主によると、午後に伺う予定のテルラーノはソーヴ二ョンで有名な産地だと言っている。
415










アム・サンド2006、地ぶどうのゲヴュルツトラミネール、トラミンという地名から800年前から栽培されている品種、アルザス(フランス)のゲヴュルツトラミネールと一時期、産地論争を起こしたが、DNA判定の結果、トラミンが発祥の地であることが判明した。この話は感動ものであった。なぜかというと、私自身、ゲヴュルツはこれまで、アルザスとばかり思いこんていたから・・・・!!
  そして、このアム・サンドは砂地(ドイツ語)を意味しているのだそうだ。
421










レーベン・ガング2005、シャルドネ・カベルネを産する当社のグラン・クリュ畑的存在価値のあるワイン。バリックで1年熟成させる。カベルネは84年より製造、長熟タイプの赤ワインである。418_2











クラフス2005、ピノ・ノワール種、比較的に風通しのよい地形で、風の影響で病気のリスクが少ない土地柄。アルトアディジェはピノ・ノワールが生産できるテロワールを持っている。特有のミネラル(塩味)は、この風通しの良さから来るのだと言う。

次につづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月15日 (月)

イタリアワインツアー -7-

イタリアワインツアー -7-

陰干しぶどうってこんな感じ!

11/11  ヴァルポリチェッラ
256










相変わらずの霧の中、パスは進みまもなく、カンティーナへと・・・
257








バスを降りて、カンティーナに向かう途中にオリーブの木があった、初々しい実がなっていた。
ひとりのおばさんが手入れをしてました。

262










小高い丘といったところに、

ヴァルポリチェッラでも良質のワインを生産するカンティーナのCa' la Vionda(カ・ラ・ヴィオンダ)さんがありました。
   かなり、アポイントの時間から1時間以上遅れたのですが、息子さんが笑顔で迎えてくれました。
 霧とも交錯してか周囲がはっきりしませんが、かなりの丘陵地にあります。
263

案内してくれた、長男の息子さん。

こちらのカンティーナはヴァルポリチェッラのクラッシックゾーンの中心に位置している。














269_2
しっかりと固定された、ステンレスタンク、動力源はポンプを使用せず、自然の斜面を利用したシステムを導入した徹底した管理を行っている。
ワインは、年間12~13万本を製造、その内、アマローネが30~40%でヴァルポリチェッラが60~70%である。














276












これが、伝統的なアマローネを造るために必要な陰干し状態のぶどうである。
 ぶどうは木箱に乗せられ、約2ヶ月間、乾燥させられる。室内は換気に注意をしており、温度と湿度の調整をしている。
 また、この木箱を285使うことがこの地域の伝統的な手法なのだそうです。











絞られたぶどうは、3000Lのオーク樽で熟成させる。アマローネは3年間、ヴァルポリチェッラ・スペリオーレは12ヵ月間熟成させる。
288










ヴァル(谷) ポリス(町) チェッラ(酒蔵)を意味している通り、谷に面しており、岩盤がカンティーナと隣り合わせで、この地形をうまく使 って作業をしている。

301
ティスティングルームへと


















304


ヴァルポリチェッラ・クラシコ2007
若いぶどうを使用、スペリオーレやアマローネに使用しないぶどうで造る。若々しさの中に優美さがある。このカンティーナのペースになるワイン。













305
ヴァルポリチェッラ・クラシコスペリオーレ2006
CasalVegriブドウ園で栽培
70 % Corvina 、 20 % Corvinone 、 10 %とRondinella
優美さにしなやかさもある。余韻も長めだ!
















310_2
コルヴィーナ2005
100 % Corvina
ぶどうが良年の時にだけ造られるワイン、これはHPで紹介していない非常にレアなワインである。(即買いでした)
本当にバランスも良くエレガントでした。余韻も長い。
皆さん、美味しい、美味しいを連発!!













313
アマローネ2004
フラッグシップ的存在の1本
70 % Corvina 、 20 % Corvinone 、 10 % Rondinella
ブラックチェリーの濃縮感と甘草、チョコレートの香ばしさ。
余韻の感覚は素晴らしい!
  ステーキやフォワグラにベストマッチ!
前回のスクールでまさか味わえるとは思わなかった!?












伝統的な趣を感じました、それはバローロのマスカレッロさんを訪れた時、以来の感動もあった生産者でした。また、後ほど当主が帰ってこられ、実に家族仲むつまじいカンティーナだったなあと思い、皆さんで記念撮影。
303

 










次につづく

| | コメント (1) | トラックバック (0)

イタリアワインツアー -6-

イタリアワインツアー -6-

霧のヴェネト

11/11  ヴァルポリチェッラ

253_2
アンセルミを後に、ランチを予定しているヴァルポリチェッラのオステリアに向けて、パスは突き進む途中から、濃い霧にみまわれた。
 運転手のガゥ゛ィちゃん大丈夫だろうかという声も・・・・

そんなことを思いながら、遅めのランチの場所へと近づく。













252
「アンティカ・オステリア・ ヴァルポリチェッラ」
(anticaosteriavalpolicella.)

田舎の雰囲気のあるオステリアだ!















240









店内の雰囲気をこんな感じ、実にアットホームで、ほとんど貸し切り状態!

それと実際に観てみたがトイレも変わっているデザイン!

243










ヴァルポリチェッラ産サラミ盛り合わせ
(Mixed Salami of valpolicella.)

塩加減がちょうど良いサラミ!
244










赤チコリーとトルッテロー二(パスタ)
(Tortelloni with Red Chicory)

トルッテロー二の食感が、アルデンテにてチコリーと合い、いいハーモニー!
248










牛肉の煮込み(アマローネ・ワインソース)野菜
(Braised Beef with Amarone wine sauce.)

このまわりのポレンタが以外にこってりとしているが、美味しい!
249










チョコレートソースのアイス
(Ice Cream with Chocolate)

アマローネにはフィニッシュに、チョコレートが合うのかもしれない!
250










コーヒー
(Coffee)
242










地のヴァルポリチェッラのクラシコ・スペリオーレ2004

骨格のしっかりした246タンニンと酸とのバランスも良い!








同じく2003とボディもしっかり、赤肉にはぴったりと合う!

すっかりと皆さんで、霧の立ち込める田舎のオステリアでお食事をしていたのはいいんだけど、気がつけば、16:00近くなった模様、この後、伺う予定のカ・ラ・ヴィオンダさんのアポ時間がとっくに過ぎていた。急ぎ足で、カンティーナに向かった。dash 次につづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月14日 (日)

JAL WSETワイン中級講座、第7回

残すところ今年もあと2回となるセミナーとなった。
 銀座の街並みもクリスマスを思わせる飾り付けが多い。
 第7回はイタリア編である。
 ただし、この回でイタリアを知るというのは、大変なこと!
  先生は、今回、初めてとなる冨永純子先生である。キャビンアテンダント出身で、チーズに関しても、チーズプロフェッショナル協会の理事もされている方です。
 先月、イタリア旅行してきて、自分自身もイタリアに魅了されたばかりで、実にタイムリーなセミナーでした。
 イタリアの傾向として考えられるのは、ぶどうの土着品種の回帰ということがあげられる。
 これは、国際品種よりも本来の土着的なぶどう品種を見直して、ワイン生産をしていこうという考え方である。イタリア的には自国のワインが一番であるという自負が強いことにある。
 確かに、代表的なネッビオーロサンジョベーゼは素晴らしいワインを産出しているし、最近ではパルベーラは注目され、アルバ周辺ので良質な赤ワインが生産しており、ロエロの土壌はパルベーラに最適だと言われているらしい(ツアーで聞いた)。
 北と南では、北は主にアルプス山脈アペニン山脈の影響が強い産地で年によってヴィンテージのばらつきが多いが、南は地中海性気候の影響で安定した生産量を維持している。そのためかシチリアでは年々生産量が増加している。
 先生の講義では、けっこう料理の話やチーズの説明もあり、イタリアワインが特に料理との相性を意識したものにあると思う。それは郷土料理とのマッチングです。白トリュフにはバローロだとかゴルゴンゾーラにはレチョート・ディ・ソアーヴェということになる。フランスワインも同様なのですが、何はともあれ300種類あるとされるイタリアの土着品種ですので、イタリアワインは奥深い。
 wine今回のティスティング
1.Dolee Friulano   Friuli Venezia Giulia  DOC 2006 Vie di Romans ㈱モトックス \4,800
2.Sogno di Rivolta Beneventanto Bianco  Campania  IGT 2006 Fatt0ria La Rivolta ㈱ファインズ \3,980
3.Priitivo  Puglia  IGT 2006 AMano 三国ワイン㈱ \2,000
4.Brunello di Montalcino  Toscana  DOCG 2001Sassetti Livio Pertmali ㈱八田 \10,000
5.Barbaresco Vigneto Brich Ronchi   Piemonte  DOCG 2000 Albino Rocca ㈱八田 \10,000
004
















6.Amarone della Vaipolicella Classico  Veneto DOC 2004 Ca'la Bionda テラヴェール㈱ \7,640

005
 

















今回のティスト、白の2本は、いずれもミネラリー、塩味や苦味がある。特に2の品種のファランギーナは後味にほのかに苦味があり、爽やかだ。赤の4本でずはぬけていたのは、ブルネッロ、長熟の最高峰、ドライフルーツ・エスプレッソのニュアンス。パルパレスコもドライフラワー(バラ)とビターチョコといった感想。今回のセレクトで、非常に懐かしかったのは、11月の旅行で訪問したカンティーナのカ・ラ・ヴィオンダだった。あのアマローネの味は忘れられません。ブラックチェリーやブラックベリージャムそして、あのアルコールの高い、口の中に残る熱さ、陰干しぶどうのスノコを思い出します。
 冨永先生もこの造り手は好きだと言っており、セレクトに加えたとのことでした。カ・ラ・ヴィオンダについては後ほどレポートする予定です。 

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年12月13日 (土)

ラインガウ甲州!

いつもお世話になっている"盆さん"の所属している"ワイン研究会"があるということで、参加した。
 場所は、甲府市内の古名屋ホテル:ルミエールでした。
 この研究会は、既に97回も開催されていることで、メンバーの方たちも比較的、熟年の人たちのようで、「なるほど」ワイン好きのただならぬ雰囲気が伝わってきました。
今回のテーマは、甲州種・ワインを極める
1.KIZAN WINE  2007(機山洋酒工業㈱)
2.甲州きいろ香 2007マグナム(メルシャン㈱勝沼ワイナリー)
3.グレイス甲州 2007(中央葡萄酒㈱)
3.甲州       2007(敷島醸造㈱)
4.勝沼人の大地  2007(内田ぶどう園) 
5.ラインガウ甲州 2007,2006,2005(ショーンレーバー・ブリュームライン醸造所・輸入元:日酒販)
 というラインアップだ。

 なんといってもメインは、ラインガウ甲州 2007,2006,2005の垂直試飲だと思いますよね!
 けども、この顔ぶれ、盆さんのセレクトなどもあってか、甲州のいいとこどり的なワインの面々です。いずれも数は限定されているワインですし、2007ということで非常にフレッシュさが売りもので、柑橘系のフルーティさが目覚ましい美味しいワイン。
 さて、ラインガウ甲州ですが、ドイツ(ラインガウ)のショーンレーバー氏が2003年に540㎡に300本を植え、2005年の11月に初めての収穫を行ってから、このシリーズが誕生、日酒販から発売されている。
 ドイツワインというと糖度が命です。2005の初年度、エクスレ度(ブリックス)94(21.5)で残留糖度21.4というデータから 数値は平凡だけどポテンシャルはあるのかなあとも思います。実際に飲んでみて、05はシンプルな中にも柑橘系の華やかさがあり、06は洋ナシが熟れたニュアンスで芳香性は若干05に劣る感じです。すばぬけて良かったのは、07でした。フルーティさのなかにもエレガントさを感じるし、アフターも良かったです。
Img10204956496          

今回、素晴らしかった2007ヴィンテージ、今後の甲州の成長が楽しみになるワインでした。
 日本にも、決してヨーロッパに引けを取らない、甲州というぶとうがあることに歓びを感じます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月10日 (水)

イタリアワインツアー -5-

イタリアワインツアー -5-

ヴェネト州といえばヴェネチアを思い浮かべるが、アドリア海側ではない、山間のヴェネトもいいものだ。

11/11
288
9:00にホテルを出発
小高い丘陵地のあるソアーヴェの生産地区へと向かった、朝のぶどう畑、ガルガーネガの畑が広がる。









289

ソアーヴェ・クラシコにある生産者のアンセルミ(Anselmi)に到着。
息子さんと娘さんが出迎えてくれた。










292
今日は朝から陰干しされた甘口ワイン用のぶどうが入荷、作業が始まっていた。












166
陰干しされたぶどうたち












294
娘のリサさんが、カンティーナを案内してくれた。
  このアンセルミの当主、ロベルト・アンセルミさんは、三大ソアーヴェとも呼ばれていたのですが、DOCを脱退、現在はソアヴェという名前を捨てて、わが道を行く一流の醸造家になった。
 そのこだわりは、ぶどう栽培において、この地区で一般的なベルゴラ・棚式栽培(Pergora)ではない、コルドーネ・スベロナートを採用し、収量を半分まで落とすことで品質重視を心がけたワイン造りに専念した。
 そして、ロベルト氏は、それに成功したのです。まさに「ソアーヴェの反逆者」しかしながら、ソアーヴェのイメージアップに多大な貢献をした醸造家だ。








173
非常にモダンな造りのセラー!











298
中に入ってみると、実にモダンアート的なコンセプトがあちらこちらにある。

 










297
ワインラックもステンドグラス調に綺麗に敷き詰められて、おしゃれだ!

300
蝋燭の炎が、幻想的なムードを醸し出している。













202
ぶどうの房のモニュメント!
190
ソアーヴェの発酵にバリックを最初に用いたのがロベルト・アンセルミである。


215
ガルガーネガ100%のワイン、シャルドネブレンドものなど、白ワインのヴァリエーション!









219
リサさんがTELで外出先から戻るように連絡、駆け付けてくれたロベルト氏。

先生も日本で2回程、面識があり、実に気さくに対応してくれた。  また、サプライズのワインのプレゼントもあった。

302
全員で記念撮影!

このあと、予定より1時間の遅れでランチのオステリアへ移動、一旦、ヴェローナまで戻った。


次につづく

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年12月 9日 (火)

星の王子さま!? マレスコ・サンテグジュペリ!?

先日、7日はたまたま、弟の誕生日でもあったので、ちょっとリッチなワインで楽しんだ。
 料理は、お惣菜的なもの。鶏肉の炒め物と手造りハンバーグがお供。
シャンパーニュ
 006_2
 ピェール・ルブッフ NV
   アイ村 : PN75%  Ch25%
   RM 
   生産量は少ない造り手のようです。
 
 黄金色で泡も細かい、酸味が強いニュアンスだが、そこがまたいい、カリンや蜜、ナッツのアロマが伝わってくる久しぶりのシャンパーニュ












 004 ボルドーワイン
シャトー・マレスコ・サンテグジュペリ1983
  メドック格付け第3級: AOC マルゴー
 CS50%  Me35%  CF10% PB5%
  25年の歳月を感じさせられる熟成、デカンタージュなしで抜栓、直ちにグラスに注ぐと、バラの園を思わせる香り。舌に感じるタンニンは実に穏やか、バランスも保たれたエレガントさの中にも官能美を受ける。
 美味いの一言。

 shine星の王子さまの世界shine
 



mapleお互いに、ワインのように良い年の取り方をしていきたいものです!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

JAL WSETワイン教室、中級講座、第6回!

ピカソ展の鑑賞が終わり、いつものスクールの勉強へと移動した。
 今回でフランスは終了のようです。
 エリアは、ロワール・ローヌ・南フランスです。
 私にとって、ロワールは本当に印象深い生産地域でした。それは試験対策で勉強した時期、こんなにバラエティに富んだ地区はないなあと思ったからです。ロワールにはAOCが63ありますが、ここから産するワインのカテゴリーは多いから、暗記が大変だった。
 たとえば、大きくは白ワインのシュールリー、ロゼワイン、貴腐ワイン、発泡酒、赤ワインにの分類され、それぞれのAOCのタイプも様々でブドウ品種も多いから複雑で大変でした。でも、それだけに思い入れが深く、今ではフランスでも好きな産地の一つになりました。
 そして、ローヌはロワールほど複雑ではないにしろ、有名なAOCがあります。
 北部のコート・ロティ、コンドリュー、エルミタージュそれと南部ではシャトー・ヌフ・デュ・パプ、ロゼで有名なタヴェルなどでしょう。南に行くにしたがい、暖かい気候から、果実味のしっかりとしたワインが造られます。プロヴァンス、ラングドック・ルーションなど。
wine今回のティスティング
1.Les Vendanges du Domaine Rougie Vionier  Vin de Pays d'Oc 2006 Chateau de Rieux  ㈱モトックス \2,100
2.Pouiily-Fume'  AC Pouiily-Fume' 2006 Serge Daguenneau ㈱ ヴァンパッション\3,300
3.Vouvray Sec Le Mont  .AC Vouvray 2007 Huet L'Echansonne ㈱ ヴァンパッション\4,800
4.Faugeres   AC Faugeres (Languedoc-Roussillon)2005 Domaine Leon Barral ㈲ラシーヌ\3,300
007



















5.Chateauneuf du Pape  ACChateauneuf du Pape 2006 Domaine Bois de Boursan ㈲ザ
ヴァイアン \8,400
008



















6.Cote Rotie  ACCote Rotie 2006 Chateau de Montlys  ㈲ザヴァイアン \6,300
006



















 結果として、ラングドック・ルーションの白と赤も意外と良かったこと、特にフォージェールの生産者は丁寧に造っているなあと感じた。ヴーヴレイのユエさんのワインも造り手の意気込みを受けます。そして、赤の二つ、ヌフ・デュ・パブはVery Good、コート・ロティも固さがあるが、時間とともに果実味が広がってきて、芳醇さを感じた。
 次回は、イタリアに入り、先生は冨永先生になるそうです。この先生、チーズも専門なので、実に興味深いです。



 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 7日 (日)

巨匠ピカソ!!!

反省会の翌日、スクールが始まるまで余裕があったので、前々から行きたいと思っていたピカソ展(パブロ・ピカソ1881~1973)を観にいきました。
003
今回の展示は、テレビ朝日開局50周年を記念した企画でした。
 おもしろいのは、展示会場が2会場(六本木界隈)で開催されていることです。まず、国立新美術館・サントリー美術館なのです。
 2会場とも近隣であり、徒歩で行き来ができてアクセスがイイです。

 国立新美術館巨匠」ピカソ 愛と創造の軌跡」の展示は、ピカソが青の時代からュビスムを経て、新古典主義、さらにはシュルレアリズムへと変貌をしていく作風の作品約170点で生涯をたどる大回顧展に対してサントリー美術館「巨匠ピカソ 魂のポートレート」はピカソの「自画像」をテーマに、油彩画を中心とした約60点が展示されていた。



 
002_2

開館がちょうど10時に国立新美術館に入ったが、平
日でもかなりの混雑で盛況であった。
 音声ガイドを聴きながらだったので、ゆっくりと観ることができた。作風で気づいたことは、ピカソ自身の表現方法の変化が凄いと思ったこと、生涯で、これほど作風の変化があった画家は今までにいないだろう思いました。
 










014
印象的だった作品-1
自画像 1901年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
青の時代の代表作。
















015
印象的だった作品-2
バイオリンと楽譜 1912年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
キュビズム時代の習作、パピエ・コレ
様々な素材を貼り付けるコラージュ的技法は特徴的。















017
印象的だった作品-3
ピエロに扮するパウロ 1925年パリ国立ピカソ美術館所蔵 
新古典主義時代
息子を描いた作品
楽しい家庭生活が窺える時代~













016
印象的だった作品-4
彫刻家 1931年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
シュルレアリズム時代へと~








 







020
印象的だった作品-5
ヴェールをかざす娘に対して、洞窟の前のミノタウロスと死んだ牡馬 1936年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
この時期、ピカソはミノタウロスをテーマとした版画を多く制作。戦争の影が・・














018
印象的だった作品-6
フランコの夢と嘘 第2葉 1937年 パリ国立ピカソ美術館所蔵 
スペイン内乱勃発、フランコ将軍を批判、この年大作「ゲルニカ」をパリ万博スペイン館で発表。














013
印象的だった作品-7
ドラ・マールの肖像 1937年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
ピカソは生涯7人の女性を愛した、その一人。

 012

印象的だった作品-8
膝をかかえるジャクリーヌ 1954年 パリ国立ピカソ美術館所蔵
最後の愛人、ピカソの女性で雄一、ピカソを離れたのは彼女だけだった。









鑑賞を終えて、、ピカソの時代の変遷がこの作品群から窺い知ることができた。
 また、それは、ピカソ自身の生き方を象徴する7人の女性たちの愛憎や暗い戦争を背景とした時代背景が作品の中に偶像視されていた。また、この時代、さまざまな芸術運動の影響を受けて、ルネッサンス期以降の芸術思想への表現の自由が確立された時期ではなかったかと感じます。まさに、ピカソを知るべき大回顧展だった。
 芸術の世界は、本当に深いと思います。ワインの世界も造り手の思想的なものもあるのではないかと推察します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

イタリアワインツアーのメンバー反省会!

3週間振りではありますが、ワインツアーのメンバーとの反省会があった。
 私は、翌日5日がワインスクールの日だったので、泊まりで参加した。
 場所は、イタリアンでして東京メトロ半蔵門駅の近く、restaurantwineEnoteca D'ore(エノテカドォーロ平河町店)です。
 店内は、落ち着いたイタリア的なオステリアの雰囲気が漂ってきます。ワインも350種類のストックがあるとか、11月のイタリアのヴェローナのオステリアを想いだします。
 みなさん久し振りで、元気そうで何よりでした。時折、写真を観ながら、想い出話に花が咲きました。
 料理やワインもイタリアを懐かしむものばかり、結構楽しいひと時でした。
 また、新年会の話も出たので、1月にはイタリアンが楽しめそうです。チャオ!!happy01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 3日 (水)

イタリアワインツアー -4-

イタリアワインツアー -4-

古代ローマ時代の遺跡が眠る街、ヴェローナの魅力!

11/10 ヴェローナ
011
バスの長旅、ロンバルディア州も超えて、ヴェネト州のヴェローナに着いたのは、17:00を過ぎていた。
 ごらんの通り、夕闇から夜へと・・・・・

 本日のディナーはフリーということで、どうしようか思っていたら、先生が有名なオステリアがあるということで、全員がそれに参加となった。












014
路上でみつけたお菓子屋さん、イタリアはチョコレートで有名、初日のトリノもそうだけど、ヴェローナのもおいしそう!
















018
ヴェローナはロミオとジュリエットの舞台となったところ、逸話だが、シェークスピアがイギリスでこの戯曲を作った。
 この家が、ジュリエットの家と言われている。
 たしかに、このベランダは、あの物語を彷彿させるかも!?

020
そして、もう一つ、この女性の像の左胸をさわると、恋がかなうという伝説的な話があるらしい、ただし、それは女性がさわると良いとされているとか・・・・・
 

いっしょにツアーで来てた彼女がさわっていたっけ!??















251
ほどよく離れた所にロミオの家のがあるのだが、今は、居酒屋になっていた。本当に奇妙・・・・
  
















027
こんな野菜を売る露店もあった。


















258
市街には、古代ローマ的なモニュメントが多い!


















259
これは、地下に現存する遺跡である。地上からガラス越しに観られた。












261
モダンアート的な像もあった!
古代と現代の交錯する街並み
それがヴェローナ!












244
究極は、この円形競技場アレーナだ。ライトアップがイイ!

この競技場はローマのコロッセオより古いといわれている。

ローマはまだ観たことないのですが、実に勇壮だ!






246
 

中世の面影を感じるヴェローナ











272_2
散歩をして20:00集合ということで、狭い路地にポツンと1件のお店
オステリア :  Bottega del Vino(ボッテガ・デル・ヴィーノ)
















275
店の中は、こんな感じの趣、お客さんは仕事帰りの人や家族連れの人たちで賑わっていた。

 ワインのラインナップは結構あるらしい!






037
いただいた料理
馬肉のカルパッチョ
 ヴェネトの生ハムの盛り合わせ
 アマローネリゾット 
  豆など
 
だれかが馬肉が有名だとして注文、意外と素朴な味だ。
 生ハムはさすがに、本場だけあって美味しいし、アマローネで煮込んだリゾットは、よく浸みこんだ味が深みを感じた。

041

 
 このアマローネリゾット、観るからに日本のつぶあんのようですが、ワインの風味がほんとイイです。





  











039_2
1985年のソーヴ二ョン・ブラン
地元で飲むワインは、非常においしい!! ヴォーノ!!

















038
素晴らしい黄金色!


















043
画像が揺れているが、店内は、ちょっとレトロな雰囲気だ。
 1日の疲れを癒してくれる酒場の雰囲気、その中にあって、若きソムリエ、マルケスくんの存在は大きい、21歳にして、ソムリエを任され、終始、笑顔を絶やさない、左胸に輝く、ソムリエバッジがそれを物語っていた。





こうして、ヴェローナの夜は更けていった!



次につづく

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 2日 (火)

イタリアワインツアー -3-

イタリアワインツアー -3-

イタリアのぶどう畑は、まだまだ続く、大地へ恵みをもたらすぶどう群。

11/10  バルバレスコ地区
203
ホテルで朝食後、バローロ地区を後に、隣のバルバレスコへと向かったのは、9:00

こちらも紅葉がすばらしい!









201_2
10:00
バルバレスコ地区の生産者 
Moccagatta(モッカガッタ)に到着
バルバレスコはアルバの西側に位置しており、3村からなる小さい産地だ。(バローロ11村)
ネッビオーロ種代表とするバルバレスコはバローロに並ぶ二代銘醸地である。

076
対象的なのは、昨日のマスカレッロさんは伝統的な醸造方法であるが、こちらは近代的な醸造方法も取り入れている。








175
近代的な考え方の中には、革新ともいうべき"バリック"(フレンチオークの小樽)も積極的に取り入れている。










191
緑の葉がネッビオーロ













182

黄色がパルベーラで赤がドルチェットだそうです。

 また、畑にはセンサーを設置して、温度・湿度などをトリノの監視センターに送り管理している。







179
一同、畑にてmaple 














190
カンティーナは素朴な造り、背景に映える!












104_2
同じネッビオーロ種から産するバローロとパルパレスコはイタリアでは二分するという。

 それは、王であり女王である由縁か!?






105
御嬢さんは、現在、大学で醸造学を学ぶ23歳。
 









135
ざっと、これだけティスティング!


どれもこれも造り手のエスプリを感じるワイン!!!








221_2
畑の隅に収穫のなごりのあるネッビオーロが一房。

この土地(石灰が多い粘土質)ならではのぶどう、タンニンが多く 、味わいが硬く熟成を必要とする。

 伝統と革新がこの産地のワインをより深いものにしている。












232
色づく赤













238

バルバレスコを後にしたのは、既に13:00頃














240
私たちは、一路、次の目的地ヴェネト州のヴェローナへと向かった。

 途中、高速道路のパーキングで遅めのランチをしてから,
4時間近いパスの旅、車内は熟睡モードnight
ヴェローナは既に暗闇だった!










次につづく

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »